おついち

平面いぬ。 (集英社文庫)

平面いぬ。 (集英社文庫)


4 つのお話が入っています。僕が好きなのは BLUE です。ファンタジック。僕はファンタジックな話が好きなようで、ファンタジーで出てくる人工生命、たとえば意思を持って動く人形なんかが好きで、そのキャラ付けが一点の曇りもない善、やさしさだったら、これはたまりません。この話に出てくる BLUE もそんなキャラです。


平面犬も結構おもしろかったかも。白夜行の後に読んで、最初は話に入り込むのに苦労しましたが、最後にはどっぷりと入り込みました。乙一の短編週の中で一番好きです。だが、これを超える本はこれからいっぱい出てくるかもしれない。乙一の読んでいない本を読まねばー


ちなみに、乙一作品で一番好きな話は Zoo の『かざりとヨーコ』です。この話は、話の雰囲気が好き。悲惨なのになぜかほのぼのと言う、変わった雰囲気。機会があれば、ぜひに。